アキュラネットは24日、経済産業省の次世代省エネ住宅普及促進事業研究会が2003年度の研究成果として04年4月30日に発表した「次世代省エネ住宅普及促進のためのビジネスモデル」として、新商品「はるのSI」を発売すると発表した。
同商品は、国が推進する次世代省エネ住宅の普及を実現させるべく、経済産業省の研究会に参加した(株)アキュラホーム、ナイス(株)、スルガ銀行の協力を得て、日本初のビジネスモデルとして実践されたもの。
冷暖房に要するエネルギー消費量を20%削減できる性能レベルの「高気密高断熱住宅」で、研究会の試算によれば、冷暖房費が従来の約半分、ライフサイクルコストを30年で120万円削減することができる。
また、金融面では、次世代省エネルギー基準による住宅金融公庫割増融資250万円に加え、スルガ銀行による割増融資100万円を実現した。
構造はスケルトン&インフィル(SI)の採用により、大空間をベースに住まい手の家族構成やライフスタイルの変化に合わせて自由な発想で変えることができる。間取り変更などの可変性の高さから「資産価値の高い住宅」ともいえるとしている。
敷地面積3タイプと玄関の向き2種類により、6種類。価格は33坪タイプ996万円から。
アキュラホーム代表取締役社長・宮沢俊哉氏は、「省エネルギー住宅については、北米や北欧に比べて、日本はかなり遅れている。次世代省エネ住宅が普及しはじめてはいるものの、まだ高価格。今回のビジネスモデルによって、高性能・低価格の住宅を全国的に広めていきたい」と語った。
なお同商品は、7月1日~8月31日まで、アキュラネット全国一斉家づくりプロジェクトvol.13として開催される「次世代省エネ住宅フェア」で、アキュラネットの会員工務店・ビルダー112社により、先着300棟販売される予定。