SE構法(木造ラーメン構造)を開発した(株)エヌ・シー・エヌ(東京都港区、社長:杉山恒夫氏)は25日、一般木造住宅として業界初となるガラスカーテンウォールを採用した物件が6月26日竣工の運びとなったと発表した。
同物件に採用されたガラスカーテンウォールは、旭硝子(株)(東京都千代田区、社長:門松正宏氏)とエヌ・シー・エヌが2003年11月に共同開発。開放的な眺望を提供し、かつ、外壁の基本性能とほぼ同等の断熱、遮音、防犯性能を持つガラスを木造住宅に採用できるものとしたもの。今回竣工する物件(横浜市青葉区、地上2階地下1階建て、SE構法)では、階段の吹き抜け部分、ゲストルーム、書斎など合計18枚の住宅用カーテンウォールを使用している。また、そのほか耐力壁や開口部のパネルにもパーツを使用することにより、ガラスを使用した部分すべてがカーテンウォールに見えるように工夫されている。