日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は29日、ポートフォリオの安定化・充実を図るために、「新宿スクエアタワー」(東京都新宿区)の不動産信託受益権を取得すると発表した。
同物件は、法定再開発事業「西新宿6丁目第3地区第一種市街地再開発事業」により、業務・住宅・施設棟などからなる複合開発が行なわれ、1994年10月に竣工したもの。
東京メトロ丸の内線「西新宿」駅徒歩8分の位置に建つ、地上30階の大型インテリジェントビルで、土地面積8,409.52平方メートル、延床面積78,796.00平方メートル、総賃貸可能面積は27,659.37平方メートル。テナントは1社。各区分所有者間で締結されている一元管理についての協定にもとづき、新宿スクエアタワー管理(株)と賃貸借契約を結んでいるため、取得予定日の稼働率は100.0%となっている。
土地は2筆に分筆され、同投資法人取得分はそのうちの29.29501%。建物については、38.3076%に当たる業務棟19~29階の区分所有権を取得。取得先は、新宿スクエアタワー特定目的会社で、取得価額は100億円。契約日は2004年6月29日、取得予定日は同年7月2日の予定となっている。
また、同日、同物件購入のための資金の借入を発表した。
借入先は農林中央金庫、(株)東京三菱銀行、(株)UFJ銀行で、借入金は総額105億円。金利は2004年7月2日から2004年7月27日まで年率0.56%。なお、2004年7月28日以降は未定。返済方法は、変動金利借入、無担保・無保証。借入実行日は7月1日の予定。
なお、返済期日は2005年6月27月。期限一括返済とする。