不動産ニュース / その他

2004/7/15

東急ホーム、高気密・高断熱住宅の心筋梗塞等予防効果について研究結果を発表

 東急ホーム(株)はこのほど、東京大学大学院医学系研究科腎臓再生医療講座・菱川慶一助教授と“室温の変動が人体に与える影響について”共同研究を実施。同社商品「ミルクリーク」の高気密・高断熱と、24時間全館空調装置による室温の安定が、心筋梗塞や脳梗塞の原因である血圧の変動に好影響をもたらす、との検証結果を得た。

 心筋梗塞や脳梗塞の発症は、室温の過度な変動からくる血圧変動と密接に関係している。また、睡眠中の室内環境の変化が自律神経活動に影響をおよぼし、血圧変動をまねく可能性があるとされている。そこで、冬場でも室温変動の少ない住環境をつくることで血圧を安定させることができれば、心筋梗塞などの予防が可能であるとして、その検証を行なったもの。

 「室温を一定に保つことが睡眠中の血圧を十分に低下させる可能性について」の検証は、2004年3月から4月、高気密・高断熱住宅「ミルクリーク」に住み、24時間全館空調を設置している世帯で行なわれた。全館空調により室温を一定に保った場合と、全館空調を止めた場合とで、24時間血圧測定装置による夜間血圧変動を解析。
 その結果、菱川助教授は「健常者と違って、睡眠中に血圧の下降が見られない高齢の高血圧患者で30mmHg以上下げることができた例もあった。全館空調をONにした状態での睡眠中の血圧は、OFF状態に比べて、平均10mmHg程度下がっており、これは一般の降圧薬の効果に匹敵するといえる。すなわち、高気密・高断熱住宅に24時間全館空調を組み合わせ、住まい全体の室温を一定に保つことにより、降圧薬を服薬するのと同程度以上の効果が期待できるといえる」とコメントしている。

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