(株)ダイナシティは20日、100%子会社の(株)ダイナシティアセットマネジメントを通じ、国内投資家を対象とする不動産私募ファンド(愛称「ダイナシティ ファンド・ワン」)の運用を8月1日よりスタートすると発表した。
同社グループにとって第1号ファンドとなる「ダイナシティ ファンド・ワン」は、事業法人などを中心とした国内投資家を対象とするエクイティファンドで、アセット規模は約60億円。本来の収益力が発揮されていない中・小型不動産を取得、安定したインカムゲインとともに、バリューアップ後の資産売却によるキャピタルゲインを見込むとしている。
また同社では今年度中にも、100億円、150億円規模の第2号、第3号ファンドの組成を計画。さまざまな種類の不動産に対する積極的投資を加速し、すでに取得済みである土地の流動化事業スキームとの連携を図っていく。
さらにグループとして、都心における不動産情報を最大限に活用したファンド組成により、運用手数料の増大を図り、ダイナシティアセットマネジメントの上場をめざしていく方針。
なお、併せて同日、創業10周年を契機とした新ブランド戦略に伴い、商品ブランド名「スカーラ」(デュオ・スカーラ、ディナ・スカーラ、デューク・スカーラ)を、「ダイナシティ」に変更すると発表。
社名である「ダイナシティ」の持つ都会的なイメージが、首都圏における単身者・DINKSをメインターゲットとした商品コンセプトに合致すること、またTVCM等の効果により認知度がアップしたことなどから、商品ブランド名と社名とを統合、「ダイナシティ」に統一することを決定した。