不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/8/19

NBF、「2004年6月期決算」を発表

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は18日、「2004年6月期決算短信」を発表した。

 当期運用状況は、営業収益は125億5,400万円(対前年同期比0.8%増)、営業利益は51億6,200万円(同3.5%増)、経常利益は42億6,300万円(同4.1%増)、当期純利益は42億6,200万円(同4.1%増)であった。1口あたりの分配金は予想時より1,585円増額の15,185円、分配総額は42億6,200万円、配当性向は99.9%であった。

 当期は、「渋谷ガーデンフロント」「広小路東栄ビル」「池袋GTホーメストビル」「恵比寿CSビルディング」「NBF厚木ビル」「芝Aビル」「ダイヤ虎ノ門ビル」「ダイヤ池袋ビル」「谷町恒和ビル」「アクア堂島東館」の10物件を取得、また03年8月に決定した東京都への「新宿余丁町ビル」の敷地の一部の譲渡(3.4億円)について04年1月に引渡しを実施した。その結果、期末時点でのポートフォリオは全体で43物件、売買価格ベースでの投資総額合計3,361億円、総賃貸可能面積42万平方メートルとなった。総資産額は3,662億円、期末稼働率は97.7%(前期比5.4ポイント改善)。

 そのほか、04年7月には「ALLIANCE」(信託受益権、91億2,000万円)を取得し、03年9月に取得の決定をした「白金一丁目東地区第一種市街地再開発事業業務棟」(信託受益権、276億円(310億円までの増額変更あり))も予定通り06年3月に取得予定となっている。また、中長期的なポートフォリオの充実を図るべく、04年5月には「新宿余丁町ビル」「稲毛海岸ビル」「浜松シティビル」「京町掘センタービルディング」の譲渡を決定。売却総額71億円、04年7月に引渡し済み。

 増収増益の理由としては、前期末に全面リニューアル工事を完了した「芝NBFタワー」が04年4月から満室稼働するなど、テナント営業が順調に進んだため、東京都心部19物件の稼働率は99.7%、ポートフォリオ全体でも97.7%と高水準となったことをあげている。また、建物管理コストの削減の実施も一因となっている。

 なお次期については、営業収益154億900万円、経常利益59億8,100万円、当期純利益59億8,100万円、1口当たりの分配金は16,400円を見込むとしている。

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