東新住建(株)(愛知県稲沢市、代表取締役社長:深川堅治氏)は23日、「2004年6月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は563億8,700万円(前期比35.6%増)、営業利益は24億7,200万円(同43.1%増)、経常利益は19億3,500万円(同34.4%増)、当期純利益は9億6,400万円(同83.9%増)であった。
また当期連結業績(対象4社)の売上高は589億2,500万円(同35.7%増)、営業利益は25億6,700万円(同32.8%増)、経常利益は20億1,000万円(同23.4%増)、当期純利益は9億8,900万円(同57.4%増)であった。
大幅な増収増益となった理由としては、賃貸住宅「ザ・借家」のニューモデルである都市型借家「ザ・借家ネクサス」を03年7月に販売開始し、積極的な販売活動を行なったこと。また、注文住宅についても、静岡県内に初の「浜松展示場」を開設、新規顧客開拓に注力する一方で、顧客ニーズを取り入れた規格型住宅、空気浄化システムを装備した商品などオリジナル商品ラインナップの充実を図ったことをあげている。
さらに、生産面では年間1,600棟を超える生産体制の確立に取り組むなど生産性の向上に努めるとともに、新しいチャレンジとして、環境マネジンメントシステムの構築をめざし、04年5月31日にISO14001の認証を取得した。
これらのほか、03年7月に東京本社、同年8月に名古屋本社を開設、首都圏エリアをはじめとする今後の営業展開の基盤づくりを行なった。人事面でも、社員教育の体系化、育成プログラムの開発・運営面の充実を図った。
同社では、2000年に策定した中期経営計画の売上高500億円達成に向けて営業活動を強化してきたが、最終年度の当期において589億円と、大きく上回る結果となった。今後の目標としては、来期から始まる中期経営計画により、08年6月期には売上高1,000億円、経常利益率5%をめざすとしている。
なお次期については、売上高672億6,000万円(当期比14.1%増)、経常利益23億円(当期比14.4%増)、当期純利益11億8,000万円(当期比11.7%増)を見込むとしている。