東急ホーム(株)は、「人と健康と住宅の関連性」を科学的に検証する新組織『EBH住宅研究所』を、10月1日付で開設した。
同研究所は、同社が東京大学大学院医学系研究科腎臓再生医療講座・菱川慶一助教授と共同で進めている「住宅の24時間全館空調が血圧変動に与える効果」に関する研究に対し、大きな反響が寄せられていることをきっかけとして、このほど開設にいたったもの。同社がこれまでに、「健康性」をキーワードに取り組んできた活動の一環として、「健康増進に寄与する住まいの探求」をめざし開設した。
具体的には、温熱環境や空気環境、快適感をもたらす物理的な環境などの「住まいの環境が健康増進に与える影響」について、医学系、建築系、スポーツ科学系、保健化学系など、諸大学の研究者との共同研究による調査を中心に活動を行なっていく。
また、調査研究の際には同社ユーザーに協力を要請するほか、そのための施設として、同社の「体感型モデルハウス」(横浜市青葉区)を活用することも計画している。
なお、こうして得られた研究成果については、健康関連産業との“共創”を通じ、各方面へ反映させていく方針。