日本リテールファンド投資法人(JRF)は14日、「2004年8月期決算短信」を発表した。
当期(資産運用期間2004年3月1日~8月31日)運用状況の営業収益は86億9,200万円(前期比25.1%増)、営業利益は34億7,100万円(同20.9%増)、経常利益は31億7,500万円(同23.0%増)、当期純利益は31億7,200万円(同23.0%増)であった。1口当たり分配金は14,452円、分配金総額は31億7,200万円、配当性向は99.9%。
当期末時点におけるJRFの保有資産は、商業施設20物件、取得総額1,861億7,500万円。総賃貸可能面積は818,436.38平方メートル。
運用実績のうち、インカム型物件については、イトーヨーカ堂やイオン、近鉄百貨店などの優良テナントと10年以上にわたる長期賃貸借契約により稼働率100%を維持しており賃料収入は安定的に推移。都心好立地物件に加え、郊外で優良テナントとの長期賃貸借契約を締結している物件の2つの投資セグメントを軸にポートフォリオを構築するという投資戦略に従い、当期中には「エスキス表参道アネックス」「イオン札幌苗穂ショッピングセンター」「イトーヨーカドー綱島店」の3物件を取得した。
またインカム/グロース型物件は、「エスキス表参道」を新規購入したことにより、計4物件となった。
なお第6期(2004年9月1日~2005年2月28日)については、2004年9月29日に取得した新規物件を加えた21物件の運用を前提に、営業収益91億400万円、経常利益32億3,300万円、当期純利益32億3,200万円、1口当たり分配金14,724円を見込んでいる。また第7期(2005年3月1日~8月31日)は、営業収益91億1,900万円、経常利益30億2,300万円、当期純利益30億2,200万円、1口当たり分配金13,767円を見込むとしている。