藤和不動産(株)は14日、「リーデンススクエア桜木町スタンドバイステーション」(横浜市西区、販売総戸数143戸)と「千里中央アインス」(大阪府豊中市、販売総戸数158戸)の2物件を、ノンリコースローン・特定社債により事業資金を調達する開発型証券化を活用して事業化すると発表した。同社での開発型証券化による分譲マンションの事業化は、2004年3月の「品川シーサイドアインスタワー」(東京都品川区)に続く第2弾となる。
同事業のスキームとしては、UFJつばさ証券(株)のアレンジメントにより、資産流動化法に基づく「TOWAアインス特定目的会社」を2004年7月29日に設立。オリジネーターである藤和不動産より2物件についての開発用地の共有持分を取得、共同事業契約、工事請負契約などを締結、共同でマンション開発事業を行なう。
藤和不動産は、TOWAアインス特定目的会社との間で、特定資産開発管理業務委託契約および販売業務委託契約を締結、マンション開発業務とともに販売業務を受託する。
「リーデンススクエア桜木町スタンドバイステーション」の立地は、JR「桜木町」駅徒歩4分、利便性が高く、マンション用地として人気が高い地域。地上11階地下1階建ての、シングル・ディンクス向けマンション。竣工は05年11月中旬、入居開始は同年12月中旬の予定。なお、同年1月より販売を開始する予定となっている。
「千里中央アインス」は、商業施設の集積地で、北大阪急行「千里中央」駅より徒歩4分。同地区では初の高層分譲マンションということもあり、希少性の高い物件となっている。地上20階地下1階建て。竣工は06年2月末、入居開始は同年3月下旬の予定。なお、04年11月より販売を開始する予定となっている。