東急リバブル(株)は29日、「2005年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は222億1,300万円(前年同期比17.0%増)、営業利益は19億4,000万円(同43.3%増)、経常利益は19億8,700万円(同55.1%増)、当期純利益は10億500万円(同71.4%増)となった。
当期連結業績(対象9社)の売上高は221億7,400万円(前年同期比14.0%増)、営業利益は16億3,900万円(同22.8%増)、経常利益は16億7,900万円(同32.6%増)、当期純利益は7億100万円(同20.4%増)となった。
増益となった理由について同社では、主力の仲介業において、リテール部門は、取扱い単価の高い都心店舗への要員シフトによる生産性の向上および、既存店舗の大型化による収益拡大を図ったこと。一方ホールセール部門では、投資ファンド・ディベロッパー・金融機関などへの独自ルートを開拓するとともに、リテールの仲介店舗との相乗効果による収益力の強化に取り組んできたことなどを挙げている。
なお、通期については、東京都中野区に新規出店し、優良住宅地である東京西地区におけるシェアを拡大するなど、主力の仲介業を中心に更なる営業力強化を図っていくものの、財務体質の強化を目的に、利回りの低下している賃貸用資産の売却を計画しており、これに伴う売却損益が発生することから、売上高475億円(前年同期比11.4%増)、営業利益50億2,000万円(同17.2%増)、経常利益50億円(同18.6%増)、当期純利益▲6億5,000万円を見込んでいる。