住友林業（株）は、木造軸組マルチバランス工法による自由設計型アパートの新商品「Succeed M-trust（サクシード エム-トラスト）」を、11月5日より発売する。
木造注文住宅向けに開発された「木造軸組マルチバランス工法」（以下、マルチバランス工法）は、柱と梁で構成された軸組に、壁パネルと床パネルの面の強さを加えた同社独自の工法。従来の木造軸組工法に壁面・床面の剛性をプラスすることにより、地震や台風など外部からの巨大な力を受けても接合部の一点に力が集中せず、建物の変形を抑えることが可能となる。
同工法をアパートメント商品に採用するのは同商品が初。同社では、ツーバイフォー工法による従来のアパートメント商品に加え、新たにマルチバランス工法による商品をラインナップすることにより、敷地条件や立地条件、顧客ニーズに合わせた工法の提案などが可能となり、より柔軟な設計対応による自由度の高いプラン提案ができるとしている。
販売エリアは首都圏・近畿圏・中京圏。プランは自由設計で、販売価格は3.3平方メートル当たり44万9,000円から（本体価格・税込）。2005年3月期で30棟の受注を見込んでいる。
