日本ビルファンド投資法人(NBF)は11日、「2004年12月期半期業績の概況」を発表した。
当半期(2004年7月1日~9月30日)の業績状況は、営業収益83億1,500万円、営業利益43億300万円、経常利益36億3,800万円、当期純利益36億3,800万円であった。1口当たりの分配金は10,320円。
当期は、2004年7月30日に「新宿余丁町ビル」「稲毛海岸ビル」「浜松シティビル」「京町堀センタービルディング」の4棟を売却した一方、「ALLIANCE」「アクア堂島大和堂島ビル」等6物件を取得。この結果、期末時点でのポートフォリオは全体で45物件、取得価格の総額は4,107億9,134万5,000円、総賃貸可能面積は419,511平方メートルとなった。
当半期末の稼働率は東京都心部が99.7%、東京周辺都市部が94.8%と高稼働率を維持。地方都市部については、2004年9月30日付で取得した「アクア堂島大和堂島ビル」の稼働率が75.3%でスタートしたことなどから稼働率低下がみられ、この影響から全体の稼働率は96.7%(前期末比▲1.0ポイント)となった。
なお通期業績予想については既に発表した数値に変更はなく、営業収益154億900万円、経常利益は59億8,100万円、当期純利益59億8,100万円、1口当たり分配金16,400円を見込むとしている。