不動産ニュース / その他

2004/12/16

東京カンテイ、中古マンション価格データを発表

 (株)東京カンテイは月次中古マンション価格の最新(2004年11月まで)データを発表した。

 中古マンションの売り希望価格を各行政区単位ごとに算出。その平均坪単価をファミリータイプのマンション価格に即するように70平方メートル換算し、月ごとに平均価格と平均築年の推移を出した。対象とするマンションタイプは、ファミリータイプのみ(専有面積30平方メートル未満の住戸、事務所、店舗用は除外)としている。

 首都圏・中古マンション価格は、前月比で0.7%上昇し2,540万円となった。9月とほぼ同水準で、価格推移自体は横ばい。都県別ではいずれの都県も1%前後の小幅な上昇を示し、おおむね横ばいからやや上向く傾向。1都3県すべて前月比で上昇したのは2003年6月以来実に17ヵ月ぶりのこと。
 近畿圏は、1,622万円と前月比で0.4%とわずかに上昇した。大阪府は同0.7%上昇、兵庫県では同0.7%下落した。近畿圏の価格も変動幅が小さく、価格に安定感が出てきた。
 中部圏は、1,383万円と前月比では1.4%下落した。愛知県では同1.3%下落と、10月以降2ヵ月連続で下落し、三大都市圏では唯一下落傾向となった。

 首都圏の主要都市では、東京23区が前月比1.1%、横浜市が同0.3%、千葉市が同3.4%、さいたま市が同1.7%と、各都市ともにわずかに上昇した。東京23区、横浜市、千葉市は価格水準自体上昇傾向にある。さいたま市はおおむね安定推移。

 大阪市は前月比3.3%上昇し、6ヵ月ぶりに1,900万円台を回復。築年数の若返りも価格上昇の要因。神戸市では同1.4%上昇した。11月、兵庫県全体では価格は前月比0.7%下落しているが、神戸市は反対に同比上昇しており、都市部の価格水準は安定傾向にある。
 名古屋市の価格は前月比0.5%上昇。神戸市の傾向と同様で、愛知県全体では1.3%下落しているが名古屋市は同比上昇し、都市部で価格が安定していることを示している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。