不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は16日、首都圏における11月の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用が52,434件(前年同月比10.6%増)で再びプラスに転じたものの、事業用は5,720件(同▲8.6%)で10ヵ月連続のマイナス。
1平方メートル当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,600円(前月比▲0.8%、前年同月比▲2.3%)、アパートが2,060円(同0.5%上昇、同▲1.0%)。
1戸当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが10.39万円(前月比0.1%上昇、前年同月比▲5.7%)、アパートが6.48万円(同0.2%上昇、同▲1.5%)であった。
居住用賃貸物件成約数は9,645件(前年同月比3.3%増)と8ヵ月ぶりの増加となった。前年同月比を首都圏地域別にみると、東京23区で8.4%増、都下で1.9%増、神奈川県▲2.3%、埼玉県2.9%増、千葉県▲0.4%となった。成約数において、東京都下はマンション、埼玉県はアパートが増加している。
1平方メートル当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,620円(前年同月比1.2%増)、アパートが2,060円(同▲3.7%)。1戸当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが9.91万円(同▲1.9%)、アパートが6.51万円(同▲1.4%)といずれも下落となった。