不動産ニュース / 政策・制度

2004/12/22

東京都、「街並み再生地区」に豊島区・南池袋二丁目地区を指定

 東京都都市整備局は21日、「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」に定められている、「街区再編まちづくり制度」を適用した「街並み再生地区」に、豊島区・南池袋二丁目地区を指定したと発表した。

 東京都では、都心近傍に立地しながら土地の有効活用が図られていない市街地や、災害に脆弱な木造密集市街地など、さまざまな課題を抱える地域が広範に存在している。しかし、敷地の細分化や道路基盤の不足といった建築行為の制約要件が多く、市街地の更新が進んでいないことから、2003年の「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」の中で「街区再編まちづくり制度」を創設した。

 同制度では、「街並み再生地区」を指定するとともに、全体の街並みをコントロールするためのガイドラインとなる「街並み再生方針」を策定。区画道路の整備や敷地の最低面積、建築物の高さ、用途等を地区計画で都市計画として定めることを条件に容積率等を緩和する「地域貢献度の度合いに応じた規制緩和の概要」を事前説明したうえで、方針に基づき具体的に都市計画を定め、段階的に街づくりを進めていく。

 今回指定された地区は、東京都豊島区南池袋2丁目地区の約5.3ha。大規模低未利用地の活用や狭小敷地の共同化を促進し、土地利用転換を進めることにより、「副都心と連携、地域の拠点的な町の形成」「ファミリー世帯の都市移住推進」「快適な歩行者ネットワークの形成」「幹線道路沿道にふさわしい街並みと豊かな緑の充実」を実現していくとしている。


動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年10月号
その物件、どう活用する?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。