ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は26日、不動産投資信託(REIT)のための投資物件として「山王グランドビル」(東京都千代田区)と「定禅寺パークビル」(宮城県仙台市)の所有権取得を決定したと発表した。
同投資法人によると、「山王グランドビル」は東京メトロ銀座線および丸の内線「赤坂見附」駅面前、東京メトロ半蔵門線等複数路線が利用可能な「永田町」駅から徒歩3分の好立地。
官公庁に隣接し、ビジネス街としてのブランドイメージが確立されている「赤坂見附・永田町」エリアに位置することから、オフィスニーズとして、堅調なマーケットの展開が予想されている。また、築後38年ながら2002年に行なわれた耐震補強工事や、1995年からの大規模リニューアル工事により、主要設備並びに共用廊下・エレベーターホール等の内装がほぼリニューアル済みなことから、テナントニーズに十分に対応した仕様となっている。なお、取得価格は102億円。
一方、「定禅寺パークビル」は仙台駅から2駅目の市営地下鉄南北線「勾当台公園」駅より徒歩3分、市内の主要道路である定禅寺通りに面し、交通の利便性と視認性を備えている。
同ビル周辺エリアには、宮城県庁や仙台市役所などの公的機関が集積しているため官公庁に密接する業種のオフィスニーズが見込める、としている。取得価格は10億円。
両ビルとも売り主は菱進ビル(株)、31日に不動産売買契約を締結、引渡しの予定となっている。