不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/1/28

毎日コムネット、「2004年11月期決算」発表

 (株)毎日コムネット(所在:東京都千代田区、代表取締役:伊藤守氏)は26日、「2004年11月期決算短信」を発表した。

 当期単体業績の売上高は40億700万円(前年同期比15.0%増)、営業利益は4億6,700万円(同△3.8%)、経常利益は5億500万円(同8.1%増)、当期純利益は3億2,200万円(同26.4%増)であった。
 また、当期連結業績(対象11社)の売上高は40億9,200万円(対前年同期比17.4%増)、営業利益は5億200万円(同11.2%増)、経常利益は5億2,900万円(同22.9%増)、当期純利益は3億3,600万円(同44.0%増)であった。

 首都圏の大学生をメインターゲットに学生支援事業を行なう同社では、学生マンション事業の強化に努めており、総管理戸数は前期末807戸であったのが、30.7%増の2,990戸で、入居率は99.5%となっている。特に企業の保有不動産を中心に立地や個々の諸条件、によるコンバージョンなどの提案を積極的に展開。その結果、企業・法人保有物件は1,703戸(前期1,161戸)と、個人オーナー物件の1,219戸(同886戸)に勝る順調な伸びをみせた。
 また、新たな試みとして同社の本社が所在する丸の内トラストタワーの2階に賃貸仲介店舗としては類を見ないモデルルーム併設の「東京学生マンションギャラリー」を開設した。

 そのほか地域行政と協力して、スポーツや音楽イベントを開催したり、04年10月に就職情報誌を発刊するなど、大学事業法人との連携強化に向けた事業を行なった。05年新春には、法政大学キャンパス内に「毎コム学生情報センター」の設置が決定するなどの成果が出始めている。

 次期については、学生マンション事業のさらなる成長をめざすとともに、開発型流動化事業で収益を拡大し、賃貸部門との両輪体制の構築を目標としている。
 「既存物件を学生マンション化する場合、その判断主体は、あくまでオーナー。それゆえ、決定までにそれなりの時間を要するし、それは“待ち”でしかない。すでに06年3月稼働物件が総額約20億円。今期中には2次・3次まで予定しており“攻め”姿勢でさらなる事業拡大をめざす」と伊藤社長。

 次期の見通しについては、通期連結ベースで売上高59億1,000万円、経常利益6億円、純利益3億7,500万円を見込んでいる。

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