(株)センチュリ-21・ジャパンは22日、「第20回日本年次総会」を横浜大さん橋「ふじ丸」にて開催した。
年次総会の第一部では、成績優秀店舗ならびに個人に対し表彰が行なわれた。店舗の部では、全600店舗中で年間受取り報酬総額が目標ライン1億5,000万円に達成した50店舗が表彰され、そのうち3億円以上が4店舗、4億5,000万円以上が5店舗であった。
個人の部では、営業マン3,500名中で同じく年間受取り報酬総額3,600万円を達成した129名が表彰された。そのうち7,200万円以上が13名、1億800万円以上が1名であった。
同社では2004年度、受取手数料報酬総額が前年比11%増の335億円で、6年連続の伸びを記録した。成約件数別にみると売買成約件数は同11%増、賃貸成約件数同26%増と好調な伸びを見せた。しかし、同社代表取締役・三津川一成氏は、個人の表彰者数129名が03年度と同数であることに言及。「独立気質が強く、個人重視の傾向が強いのがこの業界の特徴。営業マンである自分がこれから何をやるべきか、しっかり考えて取組んでいけば一人ひとりの成績アップにつながっていくはず」と述べた。
また、04年度に策定した2010年ビジョンのうち、「お客さま利用意向度のアップ」と「営業マン1人当たりの売上げアップ」を特に重要な項目だとし、それに伴う本部の方針を発表した。
これまで会員店の独立性を重んじてきたが、今後は本部からも業務についての提案などを積極的に行なっていくこと。個人情報保護法の施行について、衆知徹底するとともに、各店舗に掲示するポスターを提案。前社長である福島洋介氏の在任中に行なった「お客さま主義宣言」を再度行なう。その1例として、現在本部に設置しているお客さま相談室の電話番号を全会員店社員の名刺に入れ、顧客から逃げないグループであることをアピールしていくとした。
さらに、広く一般の方からの物件情報収集する“不動産マーケッティングシステム「レムニ」”、複数の成績優秀店舗を所有するオーナーへの表彰「グループオーナー表彰制度」を導入すると発表した。