不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/3/4

サンシティ、「2004年12月期決算」説明会を開催

 東北を中心に分譲マンションの企画・販売を行なう(株)サンシティ(仙台市青葉区、代表取締役社長:小出泰啓氏)は3日、2月17日に発表された「2004年12月期決算短信(非連結)」についての説明会を行なった。

 当期連結業績は、売上高216億円(前期比24.4%増)、営業利益19億1,600万円(同36.2%増)、経常利益16億8,000万円(同31.8%増)、当期純利益9億5,200万円(同32.2%増)。1992年の設立時以来、13期連続の増収増益となった。

 当期、大幅な増収増益となった理由としては、マンション建設に適した用地仕入れが安定的にできたこと、好条件の物件をより低価格で提供できたことから、販売戸数981戸(同21.1%増)となったことなどを挙げている。

 また、04年3月に発表した「第一次5ヵ年計画」に謳われている不動産流動化事業に着手。本格的な展開にむけて、米国の不動産投信レキシントンのロバート・ラスキン会長が率いるLCPグループと極東証券が中心となって設立したエルシーピー・リート・アドバイザーズ(株)(東京都中央区、代表者:田邉 久氏)と、同年11月、基本的合意を結んでいる。

 さらに12月には、同社では初の複合型商業施設開発事業への進出を発表。第一号案件となる「(仮称)八幡三丁目複合型商業施設」は、仙台市青葉区の老舗酒造メーカーの跡地で、敷地面積10,586平方メートル。地上2階地下1階建てで、食品スーパーやアミューズメント施設、物販店、飲食店などのテナント誘致を予定している。総事業費は40億円。
 小出社長によれば、「仙台市の旧市街地に位置し、都市景観賞を受賞するなど、歴史的景観の一部となっており、市民にも親しまれている。その街並を継承するとともに、市民の利便性の向上に配慮した施設計画とした」。開業は05年10月下旬を予定しているが、ファンドに組み入れるかどうかは未定。

 次期見通しとしては、通期で売上高291億800万円、経常利益22億500万円、純利益12億4,600万円を見込んでいる。

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