日本リテールファンド投資法人(JRF)は9日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「西友ひばりヶ丘店」(東京都西東京市)および「戸畑サティ」(北九州市戸畑区)の不動産信託受益権取得につき決定したと発表した。
「西友ひばりヶ丘店」は、西武池袋線「ひばりヶ丘」駅前に位置。地下1階付地上6階建て、1978年竣工で、2001年に耐震補強等を含めた改修工事を実施しているため、建物状況が良好であることや、西友とのマスターリース契約(残存約2年間の普通借家契約)に基づき、核テナントの西友をはじめ、専門店として無印良品やドトールコーヒーショップ等が入居していることなどを評価。売り主の(有)ラークヒルより、61億円で取得することを決定した。
また、「戸畑サティ」は、1999年3月にJR鹿児島線「戸畑」駅前にオープンした複合商業施設。建物は南口駅前ロータリーを囲むようなL字型で、地上5階建てのうち、2階は戸畑駅舎と通路デッキで連結しているほか、主要幹線道路にも隣接しているため、物件へのアクセスや視認性に優れている。
テナントには、マイカル九州とのマスターリース契約(20年間の定期借家契約)に基づいて、核テナントとしてサティが入居。そのほか、約50の専門店およびワーナーマイカルシネマズ、コナミスポーツに転貸されている。
取得先は(有)エム・シー戸畑、取得価格は62億9,000万円。