パナホーム(株)(大阪府豊中市、社長:田尻勝彦氏)は9日、高齢者向け賃貸住宅「サンリスタ」を10日より発売すると発表した。
同物件は、独自のネットワークによる医療や介護施設とのスムーズな連携により “ケアの連続性”の実現と、健康寿命向上プログラムの開発により“生きがい・やりがい”の提供を可能とした高齢者向け賃貸住宅。
健常時はもちろんのこと、入居者が要介護者となった場合、要介護レベルが軽度であれば自室にて訪問介護サービスの利用が可能となっている。また、重度の要介護レベルや認知症(痴呆症)になった場合は、提携介護保険施設への転居を斡旋するなど、入居者の身体状況や要介護のレベルの変化に対応している。
共有スペースであるエントランスには、受付カウンターに「暮らし添乗員」が昼間常駐し、入居者の暮らしをサポート。ほかにも、季節ごとのイベントや趣味のサークル活動、発表会などのメニューを入居者の要望に応じて企画・開催するなど、入居者の健康寿命を延ばすことを狙いとした多彩なアクティビティメニューを用意。入居者の生きがいとなる趣味や楽しみ、仲間作りもサポートする。
一方、同物件のオーナーとなる個人・法人に対しても、専任のスタッフによるコンサルティングメニュー付の事業支援システムを用意。利用者ニーズや周辺競合施設などの市場調査をはじめ、収益試算などの事業計画の立案、建物の設計・施工、運営委託事業者の選定、職員の研修、入居者募集などに至るまで決め細やかなサービスを行なう。また、運営においても、入居者ニーズの調査・フィードバック、職員の定期的な研修など、収益に関するコンサルティングなどにより幅広く支援を図っていく。
同施設の延床面積は1,842平方メートル。居室数は30室。価格は3.3平方メートルあたり45万円台から(標準本体価格・消費税込)。販売地域は北海道、沖縄、一部寒冷地域を除く全国。販売目標は初年度で30棟としている。