（株）長谷工コーポレーションは15日、同日開催の取締役会において内定した代表取締役の異動を発表した。これにより、4月1日付で、現・代表取締役社長の嵩 聰久氏が代表取締役会長に就任、後任として現・代表取締役副社長兼営業管掌の岩尾 崇氏が新たに代表取締役社長に就任する。
今回の代表取締役の異動は、2005年2月22日に公表した「新中期経営計画（2005～2007年度）」の確実な遂行に向け、グループ経営体制をより強化することを目的としたもの。嵩氏、岩尾氏のほか、現・常務取締役関西営業部門ライフサポート事業部門白金プロジェクト担当の辻 範明氏の代表取締役専務執行役員就任、現・代表取締役専務 関西代表の金井和修氏の退任も併せて発表された。
新社長に就任する岩尾氏は、1942年鹿児島県生まれ。1965年3月に東京大学経済学部を卒業、同4月に（株）大和銀行（現（株）りそな銀行）に入行し、同行常務取締役、専務取締役を経て、1998年に同社顧問に就任。現在は、同社代表取締役副社長および営業管掌を務めるほか、（株）長谷工アネシス代表取締役社長にも就いている。
なお同社では同日、執行役員制度の導入をはじめ、都市再生事業部門、監査部およびIR室を新設する機構改革についても発表。さらに、4月1日付の役員人事についても公表した。
