(株)東京カンテイは月次中古マンション価格の最新(2005年2月まで)データを発表した。
中古マンションの売り希望価格を各行政区単位ごとに算出。その平均坪単価をファミリータイプのマンション価格に即するように70平方メートル換算し、月ごとに平均価格と平均築年の推移を出した。対象とするマンションタイプは、ファミリータイプのみ(専有面積30平方メートル未満の住戸、事務所、店舗用は除外)としている。
首都圏・中古マンション価格は、前月比で▲0.9%の2,519万円となった。下落幅は小幅にとどまっているものの、前月比2ヵ月連続の下落。都県別では、千葉県が前月比で3.0%上昇したことを除き、いずれの都県も1%前後の小幅な変動となっているが、全般的に下落している傾向。
近畿圏は、1,603万円と前月比で▲0.2%とわずかに下落した。大阪府は同0.2%上昇、兵庫県では同▲0.2%。近畿圏では変動幅が小さく、価格の安定傾向が続いている。
中部圏は、1,360万円と前月比では▲1.4%となり、愛知県では同▲1.3%。中部圏の価格は2ヵ月連続で下落し、やや弱含みの状況。
首都圏の主要都市では、東京23区が前月比▲0.6%、横浜市が同▲0.8%、千葉市が同▲1.2%、さいたま市が同▲1.1%と、各都市一様に下落している。特に東京23区では、前月比3ヵ月連続で下落。千葉市も同様の傾向となっている。また、横浜市、さいたま市はともに横ばいで推移。
大阪市は前月比1.1%上昇、神戸市では同▲1.3%という状況。名古屋市の価格は前月比▲2.0%となっている。