野村不動産(株)は、土地区画整理事業型の大規模住宅地「プラウドタウン稲毛」(千葉市稲毛区宮野木町、総区画数約777区画中、同社分約350区画)の販売を本格始動した。
同物件は、JR「稲毛」駅バス15分徒歩5分に位置する、総開発面積約32万平方メートルの大規模建売団地。1990年にスタートした千葉都市計画事業の「稲毛北土地区画整理事業」で、同社は、97年に参画。総事業費は90億円で、地権者90名の合意形成も順調に進んでおり、事業終了は06年度を予定している。
「災害に強いまちづくり」がテーマで、災害時には「指定避難場所」となる地域内の小学校やスポーツセンターとの間に、歩行者専用道路や歩道を敷設する計画。また、将来にわたる住環境保護のための地区計画を策定した。同社は区画整理業務一括代行者として、街づくりをコントロールするプロデューサーの役割を担う。
各住戸は、敷地面積151~185平方メートル、建物面積104~125平方メートルの4LDK・5LDK。内・外装とも省コストにこだわらないクオリティの高さや、各戸ごとに「パティオ」「リビングステア」などのテーマを設定、3種類の外観デザインと合わせた充実のプランバリエーションが特徴となっている。
最多価格帯は4000万円台。会員を中心とした予約案内の段階で「すでに200組の来場があり、土日は50名体制で対応しているが一般来場の入場制限もしているほど」(現地インフォメーションセンター、弓場秀作氏)という。今後のスケジュールは、一般向けの街開きが5月初旬、1期抽選が同月末の予定となっている。