不動産ニュース / 開発・分譲

2005/4/21

三井不動産、江東区豊洲地区開発地区内の街づくり理念(CSRポリシー)策定

開発地区の様子。ドック跡は一部残され、ここを活用した非常時の海上輸送も検討中とのこと。
開発地区の様子。ドック跡は一部残され、ここを活用した非常時の海上輸送も検討中とのこと。
三井不動産が2丁目で手がける商業施設の完成予想図。
三井不動産が2丁目で手がける商業施設の完成予想図。

 三井不動産(株)は、石川島播磨重工業(株)(東京都千代田区、代表取締役社長:伊藤源嗣氏、以下IHI)が東京都江東区豊洲地区で進めている造船所跡地等の大規模開発「豊洲1~3丁目地区開発」内で実施する集合住宅、商業施設事業着手にあたり、豊洲地区におけるCSRの視点での街づくり理念(CSRポリシー)を策定した。

 「ユニバーサルデザイン」(マンションにおけるサービス介助士の配置、商業施設およびマンション共用部へのAED〔自動体外式除細動器〕配置)、「育児」(保育所・託児所の整備を含め、子育てしやすい環境作り)から始まり、「防犯」「地域交流」「環境」「景観」「地震対策」まで7項目において策定したもの。

 三井不動産は今回の開発にあたり、IHIが手がける事業支援・コンサルティングなどを行なう一方、同社事業として集合住宅(詳細未定)と大規模商業施設(売り場面積約1.8万坪)を手がける事が決定している。

 IHI、三井不動産を含む8社による「豊洲2・3丁目地区まちづくり協議会」が結成され、「豊洲まちづくりCSRポリシー」が策定されているが、同社では、それを遵守しながら、さらに魅力あるまちをつくることで、プロジェクトのパフォーマンス(収益力)の向上を図るために、同社独自のCSRポリシーを策定した、としている。

 「豊洲1~3丁目地区開発」は、IHIの造船所跡地等約50haを含むトータル60haにわたる大規模開発。商業施設、住宅等が供給され、完成後は居住人口2万2,000人、就業人口3万3,000人という大規模なまちが完成する予定。

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2025/4/21

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