


輸入住宅協議会(東京都豊島区、会長:羽山定克氏)は4月28日、創立10周年を記念し、式典を開催した。
同協議会は、1995年4月に輸入住宅産業の健全な発展のために業界の核として発足した。発足から10年間で輸入住宅の普及・啓蒙から品質向上、信頼確保に向けて、豊かなライフスタイルを提案する“ライフスタイルプランナー”の育成や各種保証制度など、さまざまな活動を展開してきた。
あいさつに立った羽山会長は、発足からの10年間を振り返り、住宅分野での規制緩和、基準法改正、仕様規定から性能規定への移行、住宅の品質法施行など政策における変革期であったと語った。同協議会が発足した95年度の輸入住宅供給戸数は5,520戸であったが、99年度には年間供給戸数が1万戸を突破するほど伸張したことに言及し、現在では輸入住宅や輸入部材は豊かな暮らしを実現するための選択肢の1つとなったと述べた。そのうえで、美しい街並みや景観づくりに寄与し、省エネ住宅の提供に取り組んでいくことを今後の方針とした。