(財)東日本不動産流通機構はこのほど、2005年1~3月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
1~3月期の中古マンション成約件数は7,266件で、前年同期比5.0%の減少。02年10~12月期以来、9期ぶりに前年同期を下回った。
「中古マンション成約件数は、04年12月以来前年同月割れが続いており、需要拡大基調に変化が生じている」(同財団)。
都県別にみると、東京都が3,127件(前年同期比▲1.1%減)、埼玉県が1,015件(同▲9.9%)、千葉県が1,070件(同▲12.9%)、神奈川県が2,054件(同▲3.6%)。
一方で、成約物件の1平方メートル単価は32万2,000円(同3.8%上昇)で、前年同期比では6期連続プラス。成約平均価格は2,071万円(同2.9%上昇)で、7期連続のプラスと、中古マンション価格の上昇基調は続いている。