(株)東急コミュニティーは、2005年度~2007年度の中期経営計画を策定。事業競争力およびブランド力の強化により、2007年度連結営業利益64億円をめざす基本方針を明らかにした。
メインのマンション管理業では、商品差別化・付加価値付け、収益改善策の推進を重点課題とし、物件・顧客のセグメント化によるニーズ対応新商品の開発・展開、ディベロッパーや管理組合へのコミュニティ形成支援サービスの提案、建替え等老朽化への対応強化などを推進していく。
また、ビル管理業では価格競争力強化とビルマネジメント化の推進を、賃貸業では収益力向上と地域密着営業の強化を、工事業ではマーケット分析に基づく受注拡大と採算性向上を、それぞれ重点課題に掲げた。
以上により、2007年度連結売上高1,143億円、営業利益64億円、経常利益64億円、純利益36億円、ROA10.6%をめざすとしている。
なお10日に発表した「2005年3月期決算」(単体・連結)は、単体売上高988億6,100万円(前年同期比5.0%増)、営業利益38億9,000万円(同14.5%増)、経常利益40億4,900万円(同13.6%増)、当期純利益10億7,600万円(同▲42.0%)。
連結(対象7社)売上高1,030億1,400万円(同4.7%増)、営業利益41億3,000万円(同14.1%増)、経常利益42億6,000万円(同12.8%増)、当期純利益12億2,300万円(同▲37.8%)。売上高、営業利益、経常利益で増収増益となったが、保有資産の見直しおよび固定資産売却損等により、純利益は減益となった。
次期業績は連結売上高1,032億円、経常利益47億9,000万円、純利益8億3,000万円を見込む。