藤和不動産(株)は12日、「2005年3月期決算短信」(単体・連結)を発表した。
当期単体業績の売上高は1,544億4,000万円(前年同期比▲2.5%)、営業利益は131億3,500万円(同11.1%増)、経常利益は121億1,000万円(同7.6%増)、当期純利益は▲359億5,200万円。
当期連結業績(対象5社)の売上高は2,063億1,500万円(同0.8%増)、営業利益は178億6,800万円(同8.3%増)、経常利益は155億8,600万円(同11.9%増)、当期純利益は▲341億3,800万円であった。
主力のマンション事業が順調に推移し、売上高、営業利益、経常利益では増収増益となったが、今年3月に策定した「新事業計画」により不動産賃貸事業、リゾート事業から撤退することとなったため、固定資産の減損損失、処分損等による約1,316億円の特別損失を計上。また、主力取引金融機関であるUFJ銀行からの支援により債務免除益781億円を計上した結果、当期純損失341億3,800万円となった。
なお次期は、「新事業計画」に沿って、マンション分譲事業、マンション管理事業、不動産仲介事業のコア3事業に経営資源を集中させるとともに、三菱地所(株)との戦略的パートナーシップに基づくシナジー効果を発揮し、連結売上高1,410億円、経常利益102億円、純利益69億円を見込むとしている。