三菱地所(株)は12日、「2005年3月期決算(単体・連結)」を発表した。
当期(2004年4月1日~2005年3月31日)単体業績の売上高は4,417億1,300万円(前期比16.4%増)、営業利益は770億2,900万円(同3.3%増)、経常利益は587億7,500万円(同8.6%増)、当期純利益は231億7,500万円(同55.2%増)となった。
また連結業績(対象229社)の売上高は7,753億8,100万円(同14.0%増)、営業利益は1,182億3,300万円(同14.0%増)、経常利益は936億7,500万円(同19.0%増)、当期純利益は362億4,500万円(同3.6%増)であった。
セグメント別にみると、ビル事業では、「丸の内1丁目1街区開発計画」(街区名称:丸の内オアゾ(OAZO))がグランドオープンし、同街区の同社単独ビル「丸の内北口ビル」が稼動したが、丸の内地区再開発に伴う「新丸ノ内ビル」の建替えなどにより、建物賃貸収益は前年同期に比べ減収となった。ビル運営管理受託収益は、新規ビルの管理受注などにより増収。営繕請負工事収益も新規ビルでの営繕請負工事が完成したことから増収となった。
住宅開発事業では、首都圏を中心とするマンションの売上計上戸数が増加したこと、事業受託物件の完成件数が増加したこと、三菱地所住宅販売(株)の不動産仲介件数が増加したことなどにより、営業収益は前年同期に比べ626億7,800万円の大幅増収。これに伴い営業利益も増収となった。
なお次期(2006年3月期)については、単体ベースで売上高4,520億円、経常利益740億円、当期純利益380億円を、連結ベースで売上高7,760億円、経常利益985億円、当期純利益440億円を見込んでいる。