不動産ニュース / 調査・統計データ

2005/5/13

JLL、「Tokyo Property Index」Aグレードビルの空室率低下・賃料上昇傾向続く

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(東京都千代田区、代表取締役:濱岡洋一郎氏)(以下、JLL)は12日、2005年第1四半期の「Tokyo Property Index(東京プロパティ・インデックス)」と題する調査レポートを発表した。

 これによると、都心3区(千代田区、中央区、港区)のAグレード商業ビルの空室率は、3.4%(前期3.6%)と7期連続の改善を記録、オールグレードでも、平均空室率5.8%(同6.2%)であった。当期のAグレード商業ビルの新規供給は、3棟(東京汐留ビルディング、赤坂インターシティ、秋葉原ダイビル)で、総面積121,732平方メートル。いずれも、ほぼ満室でのオープンであった。

 また、Aグレードビルの賃料(共益費除く、期間2年の賃貸借契約)は前期比1.6ポイント増と4期連続の上昇を示した。オールグレードについても、同▲0.2ポイントと下落幅が縮小し、下げ留まり傾向を示している。

 なお、同社リサーチ部門の責任者でシニア・マネジャーの赤城威志氏は、「Aグレード以外のビルでも好条件であれば、テナント確保に問題はない」としており、今後の見通しについても、「景気回復に伴うオフィス需要の拡大から、賃料は緩やかな上昇が見込める。また、都心部での投資熱はヒートアップし、既に投資対象として認識されているオフィス以外のセクターや地方都市物件へと波及していくだろう」と分析している。 

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆