不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2005/6/9

JRF、投資物件に「ジャスコシティ八事」を取得

 日本リテールファンド投資法人(JRF)は8日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「ジャスコシティ八事」(名古屋市昭和区)の信託受益権を取得すると発表した。

 同物件は、1993年9月竣工、鉄筋コンクリート造および鉄骨造地上4階地下3階建ての店舗ビル。イオン(株)と2013年9月までの普通借家契約によるマスターリース契約を締結しており、地下1階から地上4階まで核テナントであるジャスコが入居しているほか、約90の専門店、スポーツクラブに転貸されている。
 地下鉄舞鶴線と名城線「八事」駅に直結した立地。周辺地域は名古屋市内のベッドタウンであること、また名古屋大学など近隣4校のキャンパスタウンであること、幹線道路に隣接していることなどから、平日12時間で合計3万台を上回る交通量に恵まれている。さらに人口ボリュームは5km圏内で65万人、自動車時間商圏では20分圏内で約60万人の人口密度を持ち、04年の地下鉄名城線開通により今後の人口増も期待できるエリア。

 JRFでは、中期方針の目標ポートフォリオに従った大阪・名古屋および同地域周辺都市物件取得の1つとして、また将来にわたってポートフォリオ全体の収益性および資産価値の向上に資する物件であると評価し、取得を決定した。

 取得予定価額は、37億円。主な取得先は、古川土地建物(株)(名古屋市中区、代表者:近藤俊彦氏)。売買契約締結および取得は、いずれも6月10日の予定となっている。

 なお、購入資金の一部として、(株)東京三菱銀行ほか5行より、20億円の融資を受けることも併せて発表した。無担保・無保証で、返済は最終元本返済日である06年6月10日付一括返済とする。

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