不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/6/13

コンプライアンス体制見直しへ特別委員会を新設/三菱地所

 三菱地所(株)は7月、コンプライアンス体制を客観的な視点で見直し、強化するための諮問委員会「コンプライアンス特別委員会」を新設する。

 「OAPレジデンスタワー」の土壌汚染問題の再発防止策の一つとして行なうもの。同社はすでに契約書、重要事項説明書作成における留意点を随時見直し、その徹底を図る「重要事項説明検討委員会」を発足させている。「コンプライアンス特別委員会」は、(1)OAP問題の反省を踏まえ、客観的視点から再発防止に向けたコンプライアンス体制のチェック、強化と改善提案、(2)企業体質の改善に関する提言を行なう、社長直轄の諮問委員会。委員長に、麗澤大学国際経済学部教授の高巌氏、委員に社外有識者3~4名を招き、7月から12月の半年間にわたり検討を行なう。

 なお、「OAP問題」では、同社と同社役職員が宅地建物取引業法違反の疑いで書類送検されていたが、10日、大阪地方検察庁は起訴猶予処分を言い渡した。この件に関し同社は「この判断を厳粛に受け止めている。先に管理組合との間で合意した確認書に基づき、ご購入者の皆様と引き続き誠意をもって協議を行なうほか、この問題の解決に向けて全力で取り組んでいく」とコメントしている。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/25

記者の目を公開しました

今の若い世代が集合住宅に求めるものとは?」を公開しました。
住宅に求められるものが多様化する中、若い世代は何を求めているのでしょうか。今回は、若者自身が集合住宅の企画アイディアを提案する「学生プランニングコンペ」(開催:スカイコート(株))を取材しました。