西武鉄道は11日、グループの不動産流通事業拡大を図るため、子会社の西武不動産販売(株)の流通営業部門を新たに設立した子会社に譲渡、営業を開始すると発表した。
新会社の商号は「西武不動産流通(株)」。
不動産流通のフィー事業に特化した経営手法・組織体制・人事制度を構築し市場での向上を図ることや西武沿線・西武鉄道が開発した分譲地の住み替えに関する総合的な相談窓口とすることを目的に設立された。
所在地は東京都新宿区(登記上の本店は東京都練馬区)で、代表取締役には牧野博一氏(現西武不動産販売 流通営業部長)が就任した。西武鉄道の全額出資により、資本金額は1億円。
不動産の売買・賃貸仲介、賃貸管理、販売受託、コンサルティング仲介、その他グループ会社と連携した不動産に関する実務を行なう。
設立は、2005年3月25日。7月21日から15店舗にて営業をスタートする。初年度の売上高は10億円、取り扱い件数は550件をめざす。