不動産ニュース / 開発・分譲

2005/7/29

「日本橋三井タワー」が竣工

「日本橋三井タワー」外観
「日本橋三井タワー」外観
会見で挨拶する大室康一代表取締役副社長(写真中央)
会見で挨拶する大室康一代表取締役副社長(写真中央)

 三井不動産(株)が(株)千疋屋総本店とともに共同で開発を進めていた「日本橋三井タワー」(東京都中央区、地下4階地上39階建て)が、7月29日竣工した。
 
 同プロジェクトは、重要文化財である三井本館を保存しながら、超高層複合ビルを建設したもの。開発にあたっては、「歴史的建築物の保存と開発との両立」をめざし、東京都が創設した「重要文化財特別型特定街区制度」第1号の適用を受け、容積率の緩和などが図られた。

 同ビルは、地下4階建て地上39階建て、延床面積133,727平方メートル。店舗ゾーン(地下4階~地上4階)、オフィスゾーン(5階~28階)、ホテルゾーン(30階~38階)から成り、ホテルゾーンに、日本初進出となるラグジュアリーホテル「マンダリン オリエンタル 東京」が入居。店舗ゾーンには、千疋屋総本店が、果実販売のほか、カフェやフルーツパーラー、ワイン&ダイニングを9月1日にオープンする。またオフィスゾーンは満室稼働となっている。

 竣工発表の記者会見の席で挨拶にたった、代表取締役副社長の大室康一氏は、「歴史的な建造物をなんとかして後世に残したいという気持ちと、新しいスペックのビルを供給したいという気持ちがあり、二律背反した思いのなか、『開発か保存か』ではなく、両方を一緒にできないかと考え、長い時間をかけて検討してきた。東京都の『重要文化財特別型特定街区制度』創設により、開発と保存との両立が実現できたと思う」と述べ、竣工の喜びを語った。

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