不動産ニュース / 開発・分譲

2005/8/9

ナイス、マンション建替事業を開始

 ナイス(株)(神奈川県横浜市、社長:平田恒一郎氏)は8日、(株)フジタ(東京都渋谷区、社長:網本勝彌氏)との協力により、同社初のマンション建替事業に着手したと発表した。

 東京都中野区において同社が分譲した「ニックハイム中野坂上」(1978年竣工、総戸数17戸)と隣接する「ニックハイム中野坂上第2」(79年竣工総戸数11戸)の2棟が該当物件。これらの建替えに加え、周辺宅地4戸の敷地を合わせて再開発を行ない、新たに総戸数90戸のマンション「ナイスアーバン中野坂上」を建設するという。7月下旬にモデルルームをオープンし、8月上旬より販売開始、2007年1月上旬の完成を予定している。

 建替えに当っては、(株)フジタが「ニックハイム中野坂上第二」と周辺宅地とを一体開発し、山手通りとの接道部分を広げることで「ニックハイム中野坂上」の竣工当時160%だった容積率を350%に高めることで、大規模な建替事業が可能となることを提案。これが採用されたため、入居者の新築マンションへの住替えも金銭的負担が無く、同社も等価交換方式により建築費のみで事業化することができた。

 なお、同社は築30年を超えるマンションの増加により、大規模修繕や建て替え需要が今後増大していくとみており、同社グループのマンション総合管理会社であるナイスコミュニティー(株)では、昨年より「建替えプロジェクト」が発足。管理物件の建替議案が出された段階から同社住宅事業本部との連携、入居者への情報提供、具体的なプランを提案する体制づくりを両社で積極的に行なっていく方針となっている。

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