大和ハウス工業(株)は10日、健康配慮をコンセプトにした、創業50周年記念商品2階建て戸建住宅「センテナリアン 健康百彩」の記者発表会を開催した。
「センテナリアン(centenarian)」とは「100歳長寿者」の意味。同商品は、健康、安全、快適、経済性の4つを基本テーマとして、50の実装アイテムを用意。尿糖、血圧、体脂肪などを自宅で測定できるTOTOと共同開発の「インテリジェンストイレ」をはじめ、軟水器や24時間喚起システムを標準で採用するなど、「健康」を積極的に捉えた提案を行なっている。
寝室では、音と光と空気質をコントロールした安眠配慮システムを、玄関では、静脈認証や指紋認証によるドアの錠システムを採用。冬には結露防止や暖房効果のアップを図るため、窓自体が発熱する。経済性では、住宅の維持にかかる費用や、光熱費ができる限り抑えられている。
デザインは、使いやすさ、分かりやすさ、安全性、美しさをコンセプトにした、独自の「フレンドリーデザイン」を提唱している。
村上健治社長は記者会見で、「こだわりを持った世代に喜ばれるためには、潜在ニーズにフィットした商品を開発していかなければならない。センテナリアンは中高級戸建の主力商品として、建て替え層の40代~50代をメインターゲットに提案していく」とコメントした。
発売は北海道・沖縄県を除く全国で、8月12日から。販売価格は3.3平方メートル当たり単価61.6万円から。販売目標は年間1,000棟としている。