(株)不動産経済研究所は16日、首都圏・近畿圏における2005年7月度の「マンション市場動向」を発表した。
これによると、首都圏における新規発売戸数は6,912戸(前年同月比▲4.4%、前月比▲18.7%)と減少。1戸当たりの平均価格は4,510万円となり、前年同月比で159万円(3.7%増)のアップ。1平方メートル当たり単価は59.3万円で、同0.1万円(▲0.2%)ダウンとなった。
契約率は83.3%(前年同月比0.5ポイントアップ、前月比▲3.2ポイント)。7月末現在の翌月繰越販売在庫数は5,130戸(前月比▲181戸)となった。
即日完売物件は、「虎ノ門タワーズレジデンス」1期1・2次(東京都港区、196戸、平均1億3,042万円、平均1.4倍、最高10倍)をはじめとする38物件、2,244戸。20階以上の超高層物件は、19物件1,232戸、契約率は94.2%であった。
なお、2005年8月の発売戸数は5,000戸前後となる見通し。
近畿圏における新規発売戸数は3,570戸(前年同月比34.1%増、前月比46.9%増)で、契約率は79.5%(同3.1ポイントアップ、同4.8ポイントアップ)。1戸当たり平均価格は3,210万円で前年同月比3.3%のアップ、1平方メートル当たり単価は42.2万円で同4.2%のアップとなった。7月末現在の継続販売在庫数は3,572戸(前月比241戸増)。
即日完売物件は、「セントプレイス大阪」2期1次(大阪市都島区、172戸、3,487万円、平均1.1倍、最高6倍)をはじめとする33物件、1,232戸。
なお、2005年8月の発売戸数は1,300戸程度となる見込み。