(株)新日鉄都市開発が組合員として参画している「金王町住宅マンション建替事業」が、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づく組合認可を得た。同法に基づく借地権マンションの建て替えは、全国初。同社は、2003年から計画に参画していた。
同マンションは、渋谷区渋谷3丁目に建つ、地上11階建て、事務所・店舗6区画を併設した総戸数81戸の借地権マンション。昭和31年築。このマンションを、地上17階地下2階建て、店舗1区画総戸数128戸のマンションとして建て替える計画。
借地権マンションの建て替えは、建て替え後も借地権となるが、今回は建て替えの過程において建替組合が底地権を買い受け、組合資産として底地権を権利変換にのせることで、建て替え後の敷地利用権を所有権とする。08年3月完成予定。
同社は、これまで5件の建て替え事業を手がけ、現在都内で3件の建て替え事業の参加組合員・事業協力者として事業を推進している。今年4月には「マンション建替推進グループ」を新設。年間売上高50億円をめざしている。