三井不動産(株)は5日、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅前の大型商業施設プロジェクトの起工式を挙行、併せて施設の名称を「ららぽーと柏の葉」に決定したと発表した。
同プロジェクトは、敷地面積約4万1,650平方メートル、延べ床面積約15万9,000平方メートル、地上4階建てで店舗数は約170店舗を予定。
「ライフ・ソリューション・コミュニティ」を掲げ、各々の施設ごと地域にあったテーマを設定し開発を進めている。なお、「柏の葉」まち全体と同様に、自然環境と健康を優先し持続可能な社会のあり方を志向する、新しいライフスタイル「LOHAS(ロハス)」をコンセプトとしている。
施設では、広場や吹き抜けとともに施設内外に周辺と調和した豊富な緑地を設け、四季を感じることのできる開放的な空間を予定。
環境対応として、屋上農園や緑化を施し植物の持つ蒸散作用による施設全体の空調負荷の低減を図るほか、氷蓄熱、NAS電池を使った電力主体熱源システムを採用することでエネルギーの効率的な利用を図る。
また、施設内で発生した生ゴミを飼料化、肥料化し県内の契約畜産家・農家に提供、生産された畜産物や生花等を同施設内で販売する。
さらに、隣接する千葉大学と広範な連携を検討しており、産学共同の取り組みを行う。
これらの環境に配慮した計画・設計により、同社では設計段階からISO14001の認証取得をめざす。