不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/10/17

経常利益16.8%増/OJR「2005年8月期決算」

 オリックス不動産投資法人(OJR)は17日、「2005年8月期決算短信」を発表した。

 当期(2005年3月1日~8月31日)運用状況の営業収益は73億7,300万円(前期比14.8%増)、営業利益は34億3,100万円(同16.5%増)、経常利益は28億8,300万円(同16.8%増)、当期純利益は28億8,200万円(同16.8%増)であった。1口当たり分配金は16,437円、分配金総額は28億8,200万円、配当性向は100%。

 同投資法人は当期、「第三松豊ビル」(取得価格136億円)、「ORIX高麗橋ビル」(同55億6,000万円)、「ORE名古屋伏見ビル」(同100億4,000万円)の3物件を取得。一方、「VX茅場町ビル」(譲渡価格10億4,000万円)、「オー・エックス岐阜ビル」(同6億2,000万円)の2物件を売却した。この結果、当期末時点におけるポートフォリオは47物件、投資額は1,767億7,500万円となった。総賃貸可能面積は25,952.60平方メートル、テナント数は14、当期末時点での稼働率は95.2%。

 なお同投資法人では、今後も「アセンド神田」(譲渡価格6億7,700万円)など、小規模物件を中心とした9物件の物件売却を実施または予定しており、物件入れ替えによるポートフォリオ品質向上、運用効率の改善を推進していくとしている。
 次期は、「資産の入れ替え」「用途分散」「地域分散」「物件規模」の4つのポイントに加え、倉庫・物流施設や介護施設、底地など市場での評価が定まっていない不動産への投資や、開発案件を通じた物件取得などの新投資方針による投資スタイル「OJR WAY」を導入。営業収益80億7,100万円、経常利益32億6,900万円、純利益32億6,900万円、1口当たり分配金14,508円を見込むとしている。

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