国土交通省は28日、「民間建築物における吹付けアスベストに関する調査結果(中間報告)」を発表した。
同調査は、昭和31年~平成元年までに施工された民間の建築物のうち、大規模(1,000平方メートル以上)な建築物を対象に、吹付けアスベストおよびアスベスト含有吹付けロックウールに関し、各地方公共団体に通知、調査報告を求める形で実施したもの。
中間報告によると、調査対象建築物数は253,904棟。このうち155,806棟の所有者等から報告があり、12,718棟に露出した吹付けがあることが判明した。(2005年10月25日時点)
この結果を受け、同省では、報告の無かった所有者等への再調査、およびその後の改善状況のフォローアップについて、地方公共団体に対し、12月中旬を目処に再度報告を要請するとしている。