シーズクリエイト(株)は8日、「2006年3月期中間決算短信(連結)」を発表、説明会を開催した。
当期(2005年4月1日~9月30日)連結業績(対象2社)の売上高は51億6,688万3,000円(前年同期比47.2%増)、営業利益は1億6,445万8,000円(同92.0%増)、経常利益は7,517万1,000円(同247.3%増)、純利益は2,662万3,000円(同169.5%増)であった。
当期は、主力であるマンション分譲において、シーズガーデンシリーズ4物件129戸の引き渡しを行ない、売上高ベースで前年同期比44.2%増の49億400万円を計上。契約も当期計画(601戸)の91.5%がすでに完了しており、05年末までに完売の見込みとなっている。
また、その他事業においても、マンション管理事業、訪問介護事業、リフォーム事業ともに拡大、売上高はほぼ倍増となっている。
代表取締役の幸 寿氏によると、環境共生型である同社マンションシリーズの競争力の高さが早期契約に結びついたものとしている。下半期は、サテライト戦略で展開中の3物件とともに、早期完売をめざすとともに、すでに進行中の次期に備えた用地取得に注力していく。
また、高齢者住宅事業においては、当期中にすでにオープンしている2棟のほか1物件に着工が予定しており、今後は5年間で45棟、事業規模100億円をめざしていくとしている。
さらに、不動産流動化事業では、現在06年5月と8月に竣工予定の2つのプロジェクトが進行中。「事業開始後、約1年経過し、情報収集が進んできた状態。現在の地価変動が沈静化した後には、自社ファンドを設立することも視野に入れ、ノウハウを蓄積していきたい」(幸社長)。
なお、通期業績は、売上高205億5,200万円(前期比46.2%増)、経常利益18億5,000万円(同43.6%増)、純利益10億1,000円(同41.5%増)を見込むとしている。