東急不動産(株)は9日、「2006年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期(2005年4月1日~9月30日)単体業績の売上高は885億2,800万円(前年同期比▲2.8%)、営業利益は126億5,100万円(同45.5%増)、経常利益は95億6,700万円(同85.4%増)、純利益は▲91億8,700万円。
当期連結業績(対象45社)の売上高は2,381億4,800万円(同1.7%増)、営業利益は176億5,800万円(35.8%増)、経常利益は137億300万円(同57.6%増)、純利益は▲98億7,800万円であった。
セグメント別には、分譲事業において、当期より宣伝費の計上基準を実施時から物件引渡時に変更した影響により利益が16億円増加したこと、販売が好調に推移し予想を上回る契約高となったことから売上高484億円を計上。
請負事業では、売上高293億円(前期288億円)と微増収であったが、注文住宅を中心に好調に推移している。
賃貸業では、前期に開業した渋谷南東急ビルなどの5つのオフィスビルの寄与、また減収傾向であった既存ビルが増収に転じ、売上高445億円、営業利益139億円と引続き増収増益となった。
管理受託事業では、マンション管理受託数は新たに1万戸の新規受託があったものの、不採算案件の解約を進めたため受託件数は31万8,832戸と微増。その結果、売上高359億円、営業利益17億円と増収増益であった。
リゾート事業では、会員制リゾートホテル事業のハーヴェストクラブ、フィットネスクラブのオアシスなどが引続き増収、また、ゴルフ場において単価減はあったものの入込み数が増加したため収入は横這いとなった結果、売上高200億円、営業利益1億円と増収増益となった。
仲介その他事業では、東急リバブルの売買仲介における取扱高の拡大、販売受託の販売状況も好調に推移、イーウェルで展開する福利厚生受託事業(ウエルボックス)が受託拡大した結果、売上高219億円、営業利益19億円と増収増益となった。
なお通期業績は、連結ベースで売上高2,350億円、経常利益360億円、純利益50億円を見込んでいる。