三菱地所(株)は10日、「2006年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表、説明会を開催した。
当期(2005年4月1日~9月30日)単体業績の売上高は2,045億8,900万円(前年同期比28.7%増)、営業利益は485億9,400万円(同59.5%増)、経常利益は415億3,300万円(同91.7%増)、当期純利益は218億7,200万円(同304.5%増)。
連結業績(対象262社)の売上高は3,639億1,000万円(同16.5%増)、営業利益は642億8,600万円(同34.2%増)、経常利益は525億8,400万円(同51.2%増)、純利益は201億600万円(同183.6%増)であった。
当期は住宅事業において、マンションの売上計上戸数および、藤和コミュニティ(株)の連結に伴ない住宅管理業務受託件数が増加したこととなどにより、同セグメントの営業収益679億3,700万円(前年同期比314億600万円増)、営業利益48億8,300万円(同55億5,200万円増)と大幅な増収増益となった。
また、その他事業においても、ビル事業、資産開発事業、不動産サービス事業がともに大幅増収となった。
当期の住宅事業での大幅な増収増益について、同社では「売上計上戸数の増加とともに大型物件の供給によりコスト引下げ、利益率の上昇を達成したことが大きく寄与している」とし、ビル事業においても「既存のビルでは賃貸料減額はあるものの、丸の内オアゾ(OAZO)、丸の内北口ビルなど新ビルの建物賃貸収益は好調。東京ビルの収益に対する寄与に期待し、ザ・ペニンシュラ東京(仮称・日比谷パーク建替計画)および新丸ビルの竣工をめざしていきたい」(常務執行役員企画管理本部副本部長・飯塚延幸氏)とコメントした。
なお、通期業績は、売上高4,595億円、経常利益765億円、純利益415億円を見込むとしている。