平和不動産(株)が、2009年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。
同社は前中期経営計画(2000年4月~2005年3月)において、経営基盤の安定化と新たな経営戦略を築くため、基幹事業であるビル賃貸事業における収益構造の多様化を進めると同時に不動産証券化事業へも進出、2005年3月期をもってほぼその目標を達成。新たな成長と企業価値のいっそうの増大のために新中期経営計画「Growth 2009」を策定した。
計画達成のための基本戦略については、積極的に収益ビルを取得して資産の増大を図るとともに、保有資産価値の向上に努めていくこと。住宅事業においてはベストパートナーとのコラボレーションによる住宅開発を行なうと共に、新たに自社単独の住宅開発および賃貸住宅事業に進出していくこと。不動産証券化事業において、新規事業をいっそう進め、収益機会の拡大と収益源の多様化をめざしていくことなどを挙げている。
新中期経営計画達成の2009年3月期には、営業収益320億円(05年3月期213億円)、営業利益100億円(同63億円)、経常利益90億円(同48億円)、当期純利益50億円(同30億円)の達成をめざすとしている。