不動産ニュース / 開発・分譲

2005/11/30

三井不、SCとマンションの複合開発「横浜」を着工

「ららぽーと横浜」外観完成予想図
「ららぽーと横浜」外観完成予想図
「パークシティLaLa横浜」外観完成予想図
「パークシティLaLa横浜」外観完成予想図

 三井不動産(株)は30日、商業施設(SC)とマンションからなる大規模複合開発「ららぽーと横浜」「パークシティLaLa横浜」を起工した。

 同プロジェクトは、JR横浜線鴨居駅徒歩11分、日本電気(株)事業所跡地に、店舗面積約2万8,000坪、店舗数約300の商業施設と、総戸数705戸のマンションを建設するもの。総事業費は550億円。都市計画提案制度の活用による環境創造型の開発をめざしており、敷地周囲を遊歩道とグリーンベルトで取り囲むほか、既存樹300本を移植するなど、周辺環境との調和を図る。

 商業施設は、同社SC開発の基本コンセプトである「ライフ・ソリューション・コミュニティ」に沿い、「作る・学ぶ・発表する」「体験・発見・知育」をテーマにしたテナント誘致と来場者サポート、文化発信を行なう。すでに、TOHOシネマズのシネマコンプレックスやイトーヨーカドー、大丸百貨店、東急ハンズなどの出店が決まっている。

 マンションは、地上12階建て。専有面積63~105平方メートル、居住者には、SCへ直接アプローチできる専用出入り口を用意。また、居住者専用のポイントカード、携帯電話による情報発信、映画割引、試写会招待など、オリジナルのサービスを用意していく。
 同社専務執行役員・住宅事業本部長の松本光弘氏は「商業施設と複合開発されたマンションへの評価は非常に高い。先に発売した『ラゾーナ川崎』も、すでにこの秋全戸が完売している。横浜では、80平方メートル台の3LDKを中心に100タイプ近いプランを用意。団塊世代をメインターゲットに、平均販売価格3,000万円台で販売する予定」と語った。

 なお、マンションの販売は来春から。竣工は07年12月。SCは、07年春開業予定。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。