東京不動産業健康保険組合(神津和夫理事長)は1日、赤坂プリンスホテルで組合設立20周年記念式典と感謝の会(祝賀会)を開催。業界団体関係者や加盟不動産会社関係者ら約900人が参加した。
同組合は、不動産業界唯一の健康保険組合で、東京に所在する総合健康保険組合のなかでも優良な組合として知られている(保険料率の安さで第14位)。設立当初は、東京都の事業所のみが対象だったが、現在は1都3県に地域を拡大し、加入社は約1,100社、被保険者数も7万5,000人にまで増加している。
祝賀会で挨拶にたった神津理事長は「バブル経済崩壊で加入者が大幅に減少するなど、組合運営には大きな障害がいくつもあったが、保険料率やサービスなどの内容を落とすことなくやってきた。保険組合を取り巻く環境は厳しいが、これからも新たな時代に即応した先駆的事業を積極的に展開し、他の組合のモデルケースとなれるような存在価値を守っていきたい。手始めに、古くなった規約・規定、事業内容の見直しを図りたい」と語った。
また、安藤太郎名誉会長は「当組合は、神津理事長の指導のもとで、絶えずサービスの充実・向上に努め、民間企業なみのコスト意識をもって、規模拡大と健全経営に取り組み、今日まで発展してきた」と、神津理事長の業績を讃えた。
なお、祝賀会に先立ち行なわれた式典では、神津理事長をはじめとした歴任役職者に対して感謝状が送られた。また同組合は、設立20周年を機にシンボルマークを制定している。