シーズクリエイト(株)は、構造計算書偽造事件に対応し、これまで自社で供給したマンション全44棟・1,778戸の構造チェックを実施。構造設計上安全な建物設計であることを確認したうえで、居住者・購入者すべてに文書で通知した。
同社はまず、すべての設計事務所、構造事務所に構造設計上の安全確認を実施。次に、住宅性能表示制度評価機関による内容調査を行なった。さらに今回の偽造事件で偽造を看過した指定確認検査機関の建築確認を受けている物件について、建築事務所に構造計算書のチェックを依頼。「構造計算書等に故意の改ざん、偽造等の不正がなく、数値の一貫性があり通常」との回答を得たため、「安全宣言」を行なったもの。
今後同社は、開発を行なう全物件について、指定確認検査機関と指定住宅性能表示制度評価機関を異なる指定機関に依頼し二重チェックするとともに、内部検査体制を充実させる。